ストレス(炎症)を消すコルチゾールホルモン
ストレスは仕事や人間関係、寒暖差だけでなく細菌やウイルス、ほこりや汚染物質など、身体に有害なものも全てストレスになり身体の不調(炎症)を起こします。
胃炎、過敏性腸炎、鼻炎、喉の腫れ、にきび、虫刺されの腫れetc
炎症反応は良く火事に例えられます。その火事がどこで起こるか。ぼやなのか大火災になるかによって症状が違います。
血管で起これば動脈硬化に。
脳がで起こり詰まると脳梗塞に
心臓だと心筋梗塞になります。
小腸が炎症を起こすと消化酵素が出にくくなるので栄養の吸収が低下します。
皮膚が炎症(糖化)するとシミになります。
炎症は身体のあちこちで起こっています。
老化は炎症反応です
老化は酸化と糖化と慢性の炎症ですが、酸化と糖化も、炎症反応が悪さを起こし火事を起こしている状態なので、老化は全て細胞の炎症とも言えます。
お助けコルチゾールホルモン
このストレスで起こった炎症を治めるのが、副腎から分泌されるコルチゾールホルモン(ストレスホルモンともステロイドホルモンとも言われています)
ストレスを感じるのは脳や腸ですがストレスにより受けた炎症を消すように脳から指令され、副腎がコルチゾールを出して治めます。
代謝活動や免疫を活性化させ体をストレスから守ります。
生きていくのに絶対必要なホルモンで健康と若さに大きく関与しています。
ストレス(炎症)が多く副腎が働き過ぎると副腎は疲労します。するとコルチゾールが減少し
胃腸粘膜の修復が上手く出来ない、消化酵素が出にくくなり消化吸収の低下などにもつながります。
ただしコルチゾールが過剰に分泌されると自律神経のバランスを崩すだけでなく、血圧や血糖値が上がり過ぎてしまい、結果的に免疫力を低下させることになります。
免疫が正常に機能するための鍵となるのは、自律神経や副腎の働きに大きく作用されます。
自律自経系、内分泌系を正常に働かせ免疫力を上げストレスに対抗し若返る
ストレスに弱くなり不調が現れる
生きていれば、誰でも大なり小なりストレスを受けていますが、副腎がへとへとになるとコルチゾールが減少し、ストレスを治める事が出来ずに身体の炎症になり不調が起こります。
例)
炎症やアレルギーでコルチゾールが減る→免疫力低下→雑菌の繁殖→感染症にかかりやすくなる→カンジタ→中心性肥満→腸の炎症
副腎が疲労すると
お腹のトラブル(便秘・下痢・お腹の張り、消化吸収の低下)、過敏性腸症候群
物忘れ、思考力・認知機能の低下
不眠症、睡眠障害、朝起きても疲れが取れない
肥満、お腹回りに脂肪が付く、メタボ、足がむくむ、足首がなくなる
血糖値が高くなる、更年期障害、イライラ、感情のコントロールが効かない、うつ、倦怠感
生活習慣病(高血圧、糖尿病、高脂血症、動脈硬化)
突発性難聴、メニエル、光が眩しく感じる
自己免疫疾患、アレルギー、アトピー、骨粗しょう症etc
ストレスの影響を大きく受けるので人に会うのがおっくうになったり色々な事が面倒になります。
さらに副腎がへとへとになると甲状腺ホルモンや性ホルモンに大きな影響が出ます。
甲状腺機能が低下すると
白髪や抜け毛が多くなる、ツヤがなくなったり髪が細くなったり、パサつきなど髪質が悪くなる、肌の乾燥やしわ、たるみが増える、爪が割れやすくなる、身体の冷え、むくみ、体重の増加、免疫力が低下し風邪を引きやすくなるetc
コルチゾールや女性ホルモンなどの材料はコレステロールです。
コレステロールの7割は肝臓で作られ食事からは3割摂れるので肝臓の働きが低下してしまうとコルチゾールや性ホルモン(男性ホルモン・女性ホルモン)も減少します。
女性ホルモンが乱れ生理不順や内膜が厚くなったり薄くなる、更年期症状が出る原因にもなります。
生理前
子宮内膜が剥がれ炎症が起き、コルチゾールが増えます。するとむくみ、太りやすくなります。炎症を抑える事が出来ず吹き出物が出る事に。
生理中
女性ホルモンに100%使われるのでコルチゾールが減少
副腎を元気にするには
・血糖値が上がらない食事
・生活習慣の改善
自律神経のバランスを整える(規則正しい生活・寝る前にスマホやPCなどしない)
・肝臓に負担を掛けない
・適度な運動
・リラックスする
※実際は炎症が増えコルチゾールが出過ぎている状態か
副腎が疲労しコルチゾールが減少している状態か
アドレナリン過多になっているかなどその他諸々あるので症状や改善法は人によって違います。
副腎疲労を起こした身体は背中がガチガチになります。
慣れて痛みや痛みを感じなくなる事はあってもガチガチになった頭や身体は緩め整えないと、食生活改善だけでは身体は緩みませんし整いません。
頭や身体がガチガチになり緊張しているとリラックス出来ず寝れても良質な睡眠が取れなくなります。
また背中がガチガチになると代謝が低下し太りやすく痩せなくなります。
体液(血液・リンパ液・脳脊髄液)が滞ってしまいます。
毛細血管が酸素や栄養、免疫細胞、神経、体温を細胞に届けているので滞ると十分な酸素や栄養や免疫細胞、神経、体温が隅々の細胞まで届かなくなり代謝が低下します。
元気でないと何も出来ないし楽しみも半減しますね。
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